むち打ちにはいくつかの種類があるのを知っていますか?
- 2019.08.20
交通事故に遭って「むちうち」になってしまって大変。という話は誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
むちうちとは、頚椎捻挫もしくは、外傷性頸部症候群というふうにも呼ばれ、首にある筋肉や靭帯が損傷することによって、痛みだけではなく、
吐き気やめまい、倦怠感などを引き起こしてしまうものです。
そんな「むちうち」には、実は種類があるのをご存知でしょうか。
・頚椎捻挫型(けいついねんざがた)
むちうちと診断された人の約7割がこの頚椎捻挫型と言われるもので、首の痛みはもちろん、首と背中のこり、頭痛やめまいといったむちうち独特の症状を起こしてしまいます。
・バレー・リュー症状型
首にある交感神経と副交感神経が損傷することで、自律神経の機能障害を起こしてしまう症状のことをいいます。
頭痛や倦怠感、めまいに耳鳴り、吐き気や記憶障害などが主な症状として起こります。
・神経根症状型
首が腫れてしまうことで、首の近くを通る神経などの神経根が圧迫されることで、知覚障害や麻痺、反射異常、筋力の低下などの症状を起こしてしまいます。
・脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)
脳の周辺にある脳髄液が少しずつ漏れてしまうものことをいいます。
脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)によって、頭痛やめまい、耳鳴り、視覚障害や倦怠感などを引き起こす可能性が高くなります。
このように「むちうち」と言っても種類がいくつかあるので、自分はどのタイプのむちうちなのかを理解した上で適切な治療を受けるようにしましょう。